これからの銭湯は地域の人達のオアシスのような存在になれ!!

「SAVE THE 銭湯!」 とは?
このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。

VOL.12 対談 GUEST

  • 後藤敏雄
    (ランナーズエイド カイロプラクティック院長)
  • X
  • 田村祐一
    (日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)

これからの銭湯は地域をサポートする存在になる!

対談12 with WEEK2
これからの銭湯は地域の人達のオアシスのような存在になれ!!

先週の対談はこちら
今週の対談では、後藤さんの考える銭湯の存在感を強める方法について迫ってみました。
湯船に浸かる文化が薄れつつあると危惧する後藤さんが考える、銭湯の存在感強める方法とは??

湯船に浸かるという文化が薄れつつある。

田村祐一 (以下 田村):
本当にすばらしいですね!
しらないお客さま同士、なかなか共通の話題というもはないもんです。
だからこそ銭湯側が話題を提供していくというのは必要なことですね!!(前回からのつづき)
つづいて、お風呂に入るときのこだわりについて聞かせていただけますか??

後藤 敏雄 (以下後藤):
こだわりですか??
そうですねぇ、僕のこだわりは、普段のお風呂でもそうなのですが、必ず身体を洗ってから入浴することですね。
地方によっては逆の発想もあるみたいですが、みんなが浸かる浴槽はキレイであってほしいですからね!

田村:
なるほど、素晴らしいですねこだわりですね!
共同浴場では基本的なマナーなのですが、それを知らない人も増えていますからね・・・。

後藤:
そうですか・・・。
たしかに、増えているかもしれませんね。マナーを知らない方は。
やはり銭湯というものがライフスタイルに組み込まれていない人が増えてきているということでしょうね。
わたしの周りでも、銭湯に行くどころか湯船にはほとんど浸からない、シャワーだけで済ましているという人も多いです。

田村:
そうなのですか??
銭湯がライフスタイルからずれてきているという実感はあるのですが、湯船に浸かる習慣もなくなってきているのですね。

後藤
湯船に浸かる習慣が段々となくなってきているかもしれませんね・・・。
忙しい現代の皆さんは、お湯を張ってゆっくり入るのが毎日だと億劫ですよね。
気づいたら、「最近シャワーしか浴びてないなぁ。」なんてこと僕も思うことがあります。
健康の側面から言えば、疲れがとれて免疫があがるとかメリットはいろいろあるはずですよ。

田村:
やはり健康の側面からも湯船に浸かる色々とメリットがあるのですか??

後藤
それはもちろん、あると思います。
特に女性にはメリットも多いんじゃないでしょうか。末端が冷えている女性は多いですからね。
お腹周りは大切で、腰から下の冷えが原因で健康に影響してくることも多々ありますから、それらを予防するうえでも湯船に浸かることは大切です。
30代くらいの人たちから湯に浸かる文化というのが薄れている気がします。時間に追われ優先順位が下がっていっていますよね。
銭湯には湯船につかる提案をしてほしいですね!
なんだかこだわりとは話がそれてしまいましたが(笑)

week2_1x

銭湯は地域の人達のオアシスのような存在になる。

田村:
大丈夫です、ずれていません(笑)
確かに若い世代は湯船に浸かる文化自体が薄れているのでしょうね。
銭湯はそれをどうにかするために、色々と考え、湯船に浸かる提案をする必要がありますね。

後藤
ですね!!
そして銭湯は、地域の中での「ランナーズエイド」のような存在になると良いのではないかって思います。

田村:
「ランナーズエイド」のような存在ですか??
具体的に言うと??

後藤:
「ランナーズエイド」というのは、ランナーとエイドステーションから来ています。エイドとは給水所や補給食が出来る場所という意味で、言わばランナーのオアシスなんです。
「ランナーズエイドカイロプラクテッィク」もランナーにとってのオアシスのような存在、
ここにくれば元気になって、ランニングにたいして前向きなれるような場所になれたらいいなぁ、と名付けたのですが、
銭湯も同じように、地域の方のオアシスのようになっていけたら素晴らしいですよね?

田村:
なるほど!ただお風呂を提供するだけではなく、地域の方に活力を与えるサポーターのようになるということですね??

後藤
そうです!
ランニングで言えば、故障が原因で夢をあきらめてしまう人もいます。
「ランナーズエイドカイロプラクティック」はそういったランナーや競技者の夢をサポートしていきたいという思いもあります。
銭湯で言うならば、日々の生活のなかで、ストレスや悩みなどそういったものの解消やサポートができる存在になったらすごく素敵な場所になると思います。

田村:
現代社会は、悩みやストレスを抱えている人は大勢いますからね・・・。
若者からお年寄りまで、幅広い層でこれらの問題はあると思います。
街にある銭湯が、どういう形にしろそういった悩みやストレスの解消の場になっていけたらすごいですね!

後藤
地域の人たちの、モヤモヤやストレス、不安を取り除くことで生活のクオリティーを上げていくことができれば、
地域社会を、日本の社会を支えられる存在になっていくと思いますよ、銭湯は!
言うなれば、地域社会のサポーターのような存在ですね!

week2_2

銭湯は地域のオンリーワンでナンバーワンな存在を目指せ!

田村:
地域社会のサポーターのような存在ですか!!素晴らしいですねそれは!!
サポーターとしては、お風呂文化がライフスタイルからずれていっているのならば、
銭湯はもっと地域の人達のライフスタイルをサポートしていく存在にならないといけませんね!

後藤
そうですね!とはいえ、みんながみんな同じスタイルの銭湯になればいいわけではないとは思います。
例えば、何か困っている、「話を聞いてほしいなぁ・・・。」なんて思うときはここの銭湯!
今日はランニングをしてからお風呂に入りたいからここの銭湯!など、各銭湯が1つ武器を持っていればきっと競合することもなく、みんなで生き残っていくことも可能なんじゃないかって思います。

田村:
銭湯が1つ強い武器!!
みんなで差別化していくということですね??

後藤:
「銭湯x◯◯」という差別化をしていくと、その世界ではオンリーワンでナンバーワンになれるのではないでしょうか??

田村:
それはおもしろいですね!
各銭湯が地域のオンリーワンでナンバーワンになったら、地域の人達は用途に併せて銭湯を使い分けることができますね!

後藤:
そうです!
今日はガッツリとサウナで汗をかきたい、「だったら◯◯湯へ行こう!」
今日はお風呂あがりに焼き鳥を食べながら一杯飲みたい「だったら◯◯湯へ行こう!」
と、使い分けができますからね。

田村:
たしかに武器を持って差別化をはかり、その地域で目立つ存在になっていくことは利用用途もすごくわかりやすくなっていきますよね。
ランニングに特化している銭湯にいけば、走るコースや距離やちょっとしたランニンググッズ、雑誌などもあったりしてランニングしたいけど良くわからない!という人は、「とりあえここに行け!」という流れができますね!
後藤さんの「ランナーズエイドカイロプラクティック」もランナーに特化したカイロプラクティック院だからこそ、ランナーが困ったときに訪れやすいということですよね?

後藤:
そうです!
銭湯もカイロプラクティックもそうですが、特化することですごくお客さまにとってわかりやすくなりますよね。
もちろん、ランナーだけでなく、ゴルフに特化しているカイロプラクティック院、サッカーに特化しているカイロプラクティック院、小児に特化しているカイロプラクティック院、様々な特徴をだすことができますよね。
武器をもって特徴を出すことは利用する側にも親切で、社会の為にもなるのではないでしょうか?

田村:
素晴らしいですね!
カイロプラクティックにしろ、銭湯にしろ社会の為になることはしていかねばなりませんからね。
もっと特徴を色濃くだしていくことが選ばれる理由にもなっていくのかもしれませんね!

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後藤敏雄 (ランナーズエイド カイロプラクティック院長)

ランナーに特化したカイロプラクティックケア、パーソナルRUNトレーニングメニュー、ランニングスクール、トレッドミルを使ったフォームチェック等が好評。
幅広いランナーが集まる。
マラソンベスト2時間19分24秒、ラスベガス国際マラソン4位、
亜細亜大学陸上部専属カイロプラクター
関連WEBサイト
カイロプラティック ランナーズエイド | 走る人による、走る人のためのカイロプラクティック | 東京・八丁堀

田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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