勝負事の前には銭湯で身を清めろ!

「SAVE THE 銭湯!」 とは?
このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。

VOL.4 対談 GUEST

  • 東大史
    (Rebirth Producer)
  • X
  • 田村祐一
    (日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)

これからの銭湯はフリーミアムモデルを創れ!

対談5 with 東大史 WEEK1
勝負事の前には銭湯で身を清めろ!

本日の対談は中山間地域から全国を飛び回り様々な企画をしかけている
Rebirth Producerの東大史さんにお話を伺いました。
今日の対談では、東さんの思いもよらなかった銭湯の利用法に迫ってみます。

風呂に入るのは禊をするということ。

田村祐一 (以下 田村):
今日は美作市地域おこし協力隊でRebirth Producerの東大史さんをお迎えしての対談です。
こんにちは!

東大史 (以下 東):
こんにちは。

田村:
東さんは銭湯はどんな時に行きますか??

東:
風呂にはいるっていうのは、気分を改めて何かを打ち込むきっかけになると思うんですよ。

田村:
お風呂に入るのが何かに打ち込むきっかけですか?


そう。例えば、合コン前にとか競馬の前にとか。
大事なプレゼンの前とかに風呂にはいる。
銭湯というでかいお風呂にはいるということは、
新しいこと勝負事の前に身を清め、をするという利用の仕方ですね。

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銭湯は異業種の交流がすごくやりやすい場。

田村:
禊をする。まさかそんな利用のされ方をしていたとは・・・。
眼から鱗です。
新しい利用方法ですね。その入浴方法をもっと世に広めていきます!(笑)
人間関係面ではどうでしょう?
一緒にお風呂に入ることで人間関係は良くなると思われますか?

東:
人間関係は良くなると思いますね。
風呂で話すことって人の内面的な部分のことが多いですし。

田村:
内面的なお話ですか?


仕事のはなしというよりは、人生をどうやっていけばいいとか、その地域のこととか、
あとは世代間とかでトークするということがやりやすい場所だと思います。

田村:
確かに風呂で話すことって、自分の将来のことや、悩みといったことが多い気がしますね。


内面というか、立場が違う人達が話しやすい場だとも思うんですよ、銭湯って。
そういう意味では、異業種の交流なんてすごくやりやすいしおもしろいんじゃないでしょうか?

田村
異業種の交流!いいですね、
いろんな人が集まる場所でもありますからね。
うちのお客様の中には職人さんが多くいらっしゃいます。
彫師さんとか浮世絵師さんとか。
もしかしたらお風呂の中で地元の異業種間トークが繰り広げられているかもしれないですね!
東さんは銭湯がコラボレーションしたら面白い他業種ってなんだと思いますか?

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銭湯で二毛作ビジネスを。

東:
僕はペット業界が面白いとおもいます。

田村:
え?ペット業界ですか???
それはどうしてでしょうか?

東:
現代の日本は少子化というのはよく言われていますよね。
今は20歳以下で1学年以下の人口が100万人を切っているんです。
つまり、子供が2000万人を切っているわけです。
その反面、犬が居る世帯が1200万件、猫がいる世帯が900万件と言われます。

田村:
もうすでに子供よりペットのほうが多いということですか??

東:
そう。
つまり子供に使うお金よりペットに使うお金のが多くなってきてるんです。
マーケットシェアが大きいんですよ。

田村
具体的にはどういう感じでコラボレーションを??


そうですね・・・。
銭湯なんだけど、ペットと一緒に入れるお風呂とか、
あるいはペットシッターなんてのもいいですね。
仕事に行っている間に、見ていてくれるとか、シャンプーとかしといてくれるとか。

田村
なるほど!
銭湯を普通に経営しつつも、一緒にやれる業態ですね。
銭湯は大抵が土地も大きいですし、工夫すればできそうですね!


それに銭湯は暖かい、エネルギーも溢れてますからね。
ペット業界とのコラボレーションは二毛作ビジネスになりますよ。

田村
二毛作ビジネス!
確かに、入浴者数がどんどん減っている昨今、収益を別の事業からというのは非常に重要ですね。

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Rebirth Producer 東 大史

1977年アメリカ生まれ 幼少期より東京で育ち遊び回った都会っ子。
一部上場メーカー研究員、ITベンチャー新規事業開発担当を経て独立。
「日本を環境立国として世界のお手本にすること」を目標に、
日本の地域に残る知恵や技術を最先端のテクノロジーと結びつけて
ビジネスとして持続可能にしていくことを生業としている。

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田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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