東京FM「シンクロのシティ」さんに取材していただきました!その2

質問
★どんどんと減っていく街の小さな銭湯。寂しいですよね・・。
 江戸の昔から、銭湯は「社交場」でもありましたよね。
 銭湯が増え生まれ変わることによって、街にどんな影響を与えると思われますか?
 街にとっての銭湯の役割とは?

たむら
銭湯は今も昔も、街の社交場であることは間違いないと思います。
銭湯は、ご近所付き合い、それも世代を超えた付き合いができる数少ない場だと思っています。
今の若い人たちは、
「ご年配の方とどう接していいかわからない。」
という話もよく聞きます。銭湯に来れば沢山のご年配の方もいますし、
人生の大先輩ともいえる方々と気軽に接する機会がもてる場になると良いと思っています。
銭湯は、身体を綺麗にするだけの場所ではなく、健康や癒やしの場でもあると言えます。
ただただ、大きなお風呂に浸かるのも良いのですが、
ちょっとした、話をする相手が居たりする場所になれば、ストレスなども一緒に洗い流し、
世の中の健康にもっと寄与できると思っています。
つまり、地域の人達を元気に健康にするというのが今後の役割だと思っています。

質問
★銭湯はどう変化し、どうアピールしていけば今の東京でもう一度老若男女が集まる場所になると思いますか?
(「SAVE THE銭湯!」で目指しているもの、皆さんの間で出ているアイデアなど)

たむら
「大きいお風呂はやっぱり気持ちいいね」
基本の基本だとは思うのですが、この思いを改めて知ってもらうアピールをしていくことが大事です。
そしてもっと、お風呂は楽しいところ、気持ちのよいところというサービスを各店が独自性を持って展開できたら
きっと銭湯はより良くなっていくはずです。
例えば・・・
・お風呂あがりににしぼりたてのフレッシュジュースが飲めるお店
・マッサージ店が付属していて、凝ったからだを癒してくれるお店
・世界の石けんが置いてあり、いろいろと試せるお店
こんなお店が増えていったらとても素敵だと思っています。

田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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