銭湯はたんなるお風呂じゃない。地域全体を支えていく、地域貢献型企業になれ。

「SAVE THE 銭湯!」 とは?
このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。

VOL.3 対談 GUEST

  • 山口浩司
    (相談できる「くすりやさん」/やまぐち薬局オーナー)
  • X
  • 田村祐一
    (日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)

銭湯はたんなるお風呂じゃない。
地域全体を支えていく、地域貢献型企業になれ。

対談1 with 山口浩司 WEEK1
銭湯で地域の困りごとを積極的に解決する。

今回は、いつもの対談と少し変わって、茨城県筑西市の”相談できるくすりやさん”やまぐち薬局さんを訪ねてみました。
実際に店舗を経営されている山口さんのお店を見学させていただきながら、未来の銭湯についてお話を聞きました。

月に1度は通う大きいお風呂。

田村祐一 (以下 田村):
今日は茨城県筑西市で2店舗展開し、なんとスタッフ全員がバルーンアートを作ることができる接客重視、
相談できる”くすりやさん”やまぐち薬局オーナー山口浩司さんをお迎えしての対談です!
こんにちは!

山口浩司 (以下 山口):
こんにちは!

田村:
山口さんは銭湯に行ったことがありますか?

山口:
もちろん行きますよ!月に1回くらいかな?ただ、このへんは町から外れているので銭湯が無いんです。
だからスーパー銭湯ですね。

田村:
なるほど、近所に銭湯がなければ行く事ができませんね・・・。
スーパー銭湯にはどんなときに行くんですか?

山口
家族でリラックスしたい、大きいお風呂でのんびりしたい時とかですね。
食事もできますし、家族で楽しめるので旅行した気分になるのはスーパー銭湯の良さですね。

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自発的な提案で困りごとを解消してあげる

田村:
そうですよね。家族で楽しめるのはスーパー銭湯の良さですね。
特に主婦の方は日頃から食事の支度などもあるから、それをしなくてもいいというのは嬉しいかもしれませんね。
町の銭湯にくる主婦のみなさんは、「これから帰って食事の準備だわ〜」と、忙しい中お風呂に来てる感じもします。

山口:
そこで提案してみてはどうですか?忙しい中、お風呂に来る主婦の方に。

田村:
具体的にいうと???

山口
そうですね、主婦の日を設定して、
「今日は旦那さんにご飯を作ってもらい、ゆっくりお風呂に入る日!」
など創ってみてはどうでしょうか?
あとは直接聞くのがいいと思いますよ。
「どんなことが困っているの?」
と、困りごとをきいてあげる。

こちらから、「これってどうですか?」だと、本当の意見がでてきませんので。

田村:
なるほど!「今日はそういう日だからゆっくりしていいんだ!」と思って貰えれば、来店頻度が増したり、
そんな話をきいた方がいらっしゃるかもしれませんね!

山口
「忙しいから行けない・・・。」という主婦の困りごとを解消してあげる。
それだけで喜ばれるんじゃないでしょうか?
やまぐち薬局では、お客様の健康づくりの提案として「速歩きの始め方」というのを提案しています。

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銭湯が解決する社会問題

田村
銭湯が主婦の困りごとの解消をする。新しいですね!
そのうち主婦仲間で銭湯に来たりするかもしれませんね。
山口さんは、裸の付き合いって人間関係を良くすると思われますか?

山口:
もちろん良くすると思います。
だからこそ、会社の営業の人と生産現場の人の仲を良くするのに銭湯が利用できるんじゃないかって思う時があります。

田村:
営業の人と生産現場の人ですか??

山口:
はい。
営業と生産現場の対立って良く耳にするんですよ。
部署間で仲が悪いとか。
そこで銭湯が裸の付き合いで、社内の関係性を良くしよう!と提案してみたらいいんじゃないかって思いますね。

田村:
確かに・・・。部署間の対立ってよく耳にしますね。
そこにうまく提案できれば、お仕事の幅が広がり経営の安定化につながりますね!

山口:
他にも小学校に提案してみるのも良いと思います。
例えば、クラス単位で一緒に入って、みんなで背中の流し合いをする。
そういう体験があると、いじめって少なくなるんじゃないかと思うんですよ。

田村
その企画はすごいですね!銭湯で社会問題が解決できてしまいますよ!

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やまぐち薬局

テーマは、相談できる「くすりやさん」。地域の人から”存在を期待されるお店”になりたいと考え、毎日工夫を重ねています。
用事がなくても「ちょっと寄ってみようか」と、皆さんに思ってもらえることを願って・・・。
相談できる「くすり屋さん」やまぐち薬局

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田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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