町の銭湯は「文化的」「歴史的」な強みがある!

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このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。

VOL.4 対談 GUEST

  • 粟田あや
    (ブランドコンサルタント/アイクリエイト代表取締役)
  • X
  • 田村祐一
    (日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)

これからの銭湯はは地域のメディアになれ!

対談4 with 粟田あや WEEK1
町の銭湯は「文化的」「歴史的」な強みがある!

学生の頃は、「飲みに行くよりもみんなでお風呂に行った」と語る、粟田あやさん。
「ただ、いまのライフスタイルでは友人と行くのは少しハードルが高い気がする・・・。」とも。
今回は、そんな粟田さんに未来の銭湯のカタチについて聞いてみたいと思います。

学生時代は週2で通っていた銭湯

田村祐一 (以下 田村):
今日はブランディングコンサルタントで株式会社アイクリエイト代表取締役の粟田あやさんをお迎えしての対談です。こんにちは!

粟田あや (以下 粟田):
こんにちは〜。

田村:
粟田さんは銭湯に行ったことがありますか?

粟田:
スーパー銭湯なんですが、学生時代は週2日くらい友達と行ってましたよ。

田村:
週2回ですか?それって結構なペースですよね。お風呂お好きなんですか??

粟田
ええ、温泉も大好きなんですよ!
名湯と聞くとすぐに行きたくなるくらい好きです(笑)

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銭湯には何か行く理由が必要。

田村:
お風呂ってどんな時に行きたくなりますか??

粟田:
今だったら、気分転換ですね。企画に詰まった時とか。
学生の頃とは用途が変わって来ましたね。
昔は、「飲みに行くよりもスーパー銭湯のほうが健康的だよね!」
と、持ち回りで車を出してみんなで行ってました。

田村:
飲みに行くよりもスーパー銭湯!!
すごい健康的ですね!!その利用の仕方いいですね〜。
今でもお友達や家族と一緒に行かれたりするんですか?

粟田
今は帰省したタイミングに、家族みんなで行くくらいですね。
年末年始やお盆ですね。
そういう時は、周りも同じような感じで、家族で来てるかたが沢山いらっしゃいますね。

田村:
なるほど!確かに年末年始は家族でいらっしゃるお客様が多いかも・・・。
一緒にお風呂に入ることで人間関係は良くなったりしますか?

粟田
仲は良くなるとは思いますが、家族はともかく、
友人にいきなり「一緒にお風呂に行こう!」というのは
ハードルが高いとおもいます・・・。
例えば、BBQの帰り、マラソンの帰りとかなら行きやすいですよね。友達と一緒に行くのも誘いやすいですし。
あと現代のライフスタイルだと、時間が無く忙しい中で、帰宅してからまた一度外に出てお風呂に行く・・・。
家の近くにあればいいのですが、会社の帰りですと女性はまたお化粧をして電車に乗るのはちょっと億劫です(笑)
何か行く理由が必要な気がします。

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町の小さな銭湯の歴史感や伝統感は演出できないもの。

田村
たしかに、「一緒に銭湯に行こう!」といきなり言われたらちょっとびっくりしますね(笑)
それにおっしゃるとおりで、毎日忙しい中で一度帰宅してまたお風呂にでるのは確かに億劫です。

粟田:
あと町の銭湯は「一見さんお断り」というイメージがちょっとありますね・・・。
別にそういうわけじゃないんですよね??

田村:
いやいや、「一見さんお断り」どころかWELCOMEですよ(笑)

粟田:
そうですよね(笑)
ただ、そう感じる人は多いんじゃないでしょうか?
「一見さんお断りじゃないんだよ!」
という仕掛けがほしいですね。

田村:
確かに「一見さんお断り」というイメージは僕もよく言われます。
歴史感や重厚感がそう思わせてしまうのかもしれませんね・・・。

粟田:
でもそれって、うまく活かせればものすごい優位性につながりますよね!
昭和の初期からの伝統。歴史があるわけじゃないですか?
「銭湯=古き良き時代のもの」というイメージを
もう一段あげたもの発信できたらきっと凄い強みになると思いますよ!

田村
たしかに!歴史感や伝統感って演出できないものですよね。
それをうまく活用出来れば、町の銭湯がより良い場所になりえますね!

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株式会社アイクリエイト

アイクリエイトさんは、企業のブランディング、プロデュースのサポートをされています。
また、同社が主宰する「企画ラボ」は、企画女子が集う、企画をカタチにするチカラを鍛えるための実践型コミュニティで、
毎月イベントや企画会議などを開催されています!

株式会社アイクリエイト
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田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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