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街の銭湯のソーシャルメディア活用法!
- 2013/10/9
- SEASON1, Vol11.柴佳織さん
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- 「SAVE THE 銭湯!」 とは?
- このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。
VOL.11 対談 GUEST
- 柴 佳織
(ソーシャルメディアコンサルタント) - X
- 田村祐一
(日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)
これからの銭湯はコミュニティをデザインしていく!!
対談11 柴 佳織 with WEEK1
街の銭湯のソーシャルメディア活用法!
先週からの続きはこちら
今週の対談では、ソーシャルメディアコンサルタントの柴佳織さんに、街の小さな銭湯のソーシャルメディア活用法について迫ってみました。
街の小さな銭湯がソーシャルメディアを活用するには?
目的をもって情報を発信する。
田村祐一 (以下 田村):
(先週からのつづき)
本当の意味でのコラボレーションですね。
しっかりと他業種と融合して新しいサービスにしていく。
すばらしいですね!
柴さんにインタビューする時は是非お聞きしたいと思っていたのですが、
街の小さな銭湯がFacebookなどのソーシャルメディアをうまく活用するにはどうしたらよいでしょうか??
柴 佳織 (以下柴):
そうですね、銭湯の事例はまだあまり見たことがないのですが、街の小さなお店がFacebookを活用している事例はたくさんありますよ!
いずれにしろ、まずは「目的」をもって情報を発信していくことが重要です。
田村:
「目的」・・・ですか?
柴:
ええ、ただ無計画に情報を流しているだけだと、お客さまの新規獲得には繋がりません。
Facebookページの例で言うと、そもそものファンがたまたま見てくれるとか、なんとなくファンとの距離が近くなる・・・程度の効果はあるかもしれませんが。
田村:
なるほど・・。
情報発信をしていれば良いというわけじゃないんですね?
柴
そうなんです。
情報発信も1つ1つやはり手間と時間がかかりますから、最初に「そもそも何のために取り組むのか?」「どのような効果を期待しているのか?」を考える必要がありますね。
田村:
総合的に考えないといけないってことですね。
柴
時間がかかるものですから、目的を見据えながらファンを増やしていかないと、手間だけかかって効果が無いということがあります・・・。
田村:
確かにすごいとは言わずとも手間がかかるものですからね。
街の小さな銭湯だからこそ、やることもしっかりと目的を見据えてやらないといけないですね・・・。
柴
そうなんです、でもうまく利用している飲食店などもあるので、目的をもってやればうまく活用できますよ!
街の銭湯のソーシャルメディア活用法!!
田村:
なるほど!!では具体的なソーシャルメディアの利用法を聞かせてください!
柴
銭湯って基本的にはローカルなもの、地域の方の来客がメインですよね?
ですので、ソーシャルメディアもローカルメディアとしていかに広げるか?
というのがポイントになってくるのではないでしょうか。
田村:
ソーシャルメディアをローカルメディアとして・・・ですか???
柴:
そうです。
基本的には、今いるお客様との関係性を温めるのに利用することから始めるのが良いと思います。
飲食店でうまくFacebookを活用しているお店は、まず今お店に来てくださる常連さんにFacebookページのファンになってもらっています。そして、Facebookページを通して常連さんとやり取りしているうちに、自然と他の人の目に触れたり、おすすめしてくれるようになっているのです。結果的にファンも増えますね。
田村:
なるほど!
今現在来てくださる銭湯の常連さんをFacebookページに移動させると、今現在居るファンの方があたらしいファンを連れてきてくださる。ということですね?
柴
そうですね!具体的な話をすると、お店にFacebookページの投稿を張り出しているケースもあります。
「うちはFacebookやってますよ!」「こんな投稿してます!」「いいね!押してね」などとアピールすると効果的です。
口コミは下手な広告なんかよりもずっと有力です。そう言った意味でも、今いらっしゃるお客様をより喜ばせ、関係性を温めることから初めてみてはいかがでしょうか。
田村:
なるほど!!投稿を張り出すのはいいアイデアですね!
1粒で2度美味しいとも言えますね!
柴
ニュースレター等を配っているお店もありますよね?
そんな感覚でFacebookの投稿を利用したらいいんです!
ファンが増えていくと、地元の人同士がつながったりしていきますから。
濃いお客さまをいかに集めるかが鍵だと思います。
田村:
ガンガン新規のお客さまを集めるのではなく、今いるお客さまとの関係性を温めるためにソーシャルメディアを利用するほうが効率的!ということですね?
柴
そうです!新規顧客獲得よりも、リピーターを増やす、来店頻度を上げる、という使い方のほうが合っていると思いますね。
銭湯の存在価値をソーシャルメディアを利用して知ってもらう!
田村:
ソーシャルメディアも使い方次第で銭湯での効果が期待できますね!
次に銭湯のお風呂以外の存在価値についてきかせてください。
お風呂以外の価値ってなんだと思われますか??
柴:
そうですね、今現在もまだまだ存在価値があると思うのですが・・・。
強いて言うならば、銭湯があることによって自宅にお風呂がなくてもいいと考えられますね!
田村:
逆転の発想ですね!!
銭湯があるのだから、家にお風呂がなくてもいいとは・・・。
今まで全然思いつきませんでした。
柴:
そこを発展させていくと、普通に家には置けないけど銭湯に行けばあるというものが存在価値になってると思います!
もうすでに色々あったりしませんか??
田村:
家に置けないけど、銭湯に行けばあるという存在価値・・・。
たしかにサウナや人工炭酸泉などは一般家庭にはなかなか置けないですね!
柴:
サウナとか健康器具系のものとか、ゲルマニウム温浴とか、そういうものがあると、それが行くキッカケにつながったりするのではないでしょうか?
お風呂以外の存在価値をつけていくことが、銭湯の新たな存在価値となっていくのではないでしょうか?
田村:
そうですね!付加価値というか、「銭湯+◯◯」という考え方ですね。
家に無いものが銭湯に行くとあるんだよ。という価値をつけていくことが大事ですね。
柴:
そうです!
お風呂以外の価値も再認識してもらいましょう!
更にソーシャルメディアを使ってそういう存在価値を知ってもらうというのもいいですね!
田村:
なるほど!!これも目的をもったソーシャルメディアの使い方とも言えますね!!
柴 佳織(ソーシャルメディアコンサルタント)
企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、ソーシャルメディア情報ポータルサイトRexや、SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)のライターでもある。
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