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銭湯シェアハウス!?清水湯三代目 髙橋政臣が創る銭湯のミライ!
- 2013/6/12
- SEASON1, Vol7_2.髙橋政臣さん
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このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。
VOL.7 対談 GUEST
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髙橋 政臣
(銭湯シェアハウス 清水湯 三代目) - X
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田村祐一
(日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)
銭湯オーナーが語る銭湯のミライ!
対談7 with 髙橋政臣 WEEK2
事例なき銭湯経営へのチャレンジ!!
今月の対談は実際に銭湯経営に携わっている方に、未来の銭湯のカタチはどうなるのか?
いったいどんな思い出銭湯を着いだのか?銭湯オーナーの本心に迫ってみたいとおもいます。
第2週目は横浜市鶴見にある「銭湯シェアハウス「清水湯」三代目 高橋 政臣さん。
髙橋さんが考える未来の銭湯について迫ってみたいと思います。
自分の考えた銭湯を実現したかった。
田村祐一 (以下 田村):
今日は横浜市鶴見にて銭湯シェアハウス「清水湯」三代目 高橋 政臣さんをお迎えしての対談です。
こんにちは!
高橋政臣 (以下髙橋):
こんにちは〜。
田村:
今月の「SAVE THE 銭湯!」は前回に引き続き、
実際に銭湯を運営、経営している方にお話を聞いていております。
前回は、髙橋さんもよくご存知の梅の湯の栗田さんにお伺いしました(前回の対談は
こちら)
最初に髙橋さんが銭湯を継いだキッカケを教えていただけますか?
髙橋:
僕が継いだキッカケですか?そうですね・・・。
子供の頃から、いつかはやりたい!とは思っていました。
ただ、銭湯を継ぐ前に、何か別の仕事ができるんじゃないかな?
なんて思ってやっていなかったんですよ。
田村:
なるほど、ではなぜ急に銭湯を継ぐ気に???
髙橋
父親から、
「もう清水湯を閉めようと思っている。」
と、相談されたのが一番のキッカケですね。
いざ、辞めると言われた時にものすごい抵抗感があったんです。
「住んできた家が更地になっちゃうのか・・・。」って
田村:
なるほど、突然辞めると言われたわけですか・・・。
髙橋
子供のころから、いつかはやろう!と思っていましたから、自分が関わらず清水湯がなくなってしまうのは嫌でしたね。
お客さんが減っているのはわかっているけど、やってからでも遅くはない。
そういう思いが継ぐキッカケとしては大きいですね。
田村:
では銭湯を継ぐことに葛藤はなかった?
髙橋
そうですね「店を閉めようと思う」と聞いてからはありませんでした。
ただ・・・。父親と仕事することには葛藤がありましたね(笑)
田村:
なるほど、お父様との折り合いが悪かったと(笑)
髙橋
そこが一番大変でしたね(笑)
父親と仕事をするのは初めての体験だったんで、よくぶつかりましたねぇ。
日本で唯一!?シェアハウス × 銭湯
田村:
なるほど・・。家族経営の課題の1つかもしれませんね、父親との確執(笑)
では、次の質問をさせてください!
髙橋さんは銭湯を経営しながらも、銭湯の住居部分ををシェアハウスとして運営なされていますが、どうして銭湯にシェアハウスを作ろうと思ったんですか???
髙橋:
僕は元々シェアハウスでずっと暮らしていたんですよ。
2004年くらいからでしょうか、まだシェアハウスという言葉が世の中に浸透していないころからですね。
田村:
なるほど、かなり時代を先取りしていたんですね!
髙橋
自分が暮らしていたからシェアハウスがどういうものか?よくわかっていたから始めやすかったというのがあります。
それに銭湯とシェアハウスはすごく相性がいいと思っていたんですよ!!
田村:
そうなんですか!?
具体的に言うと???
髙橋
シェアハウスで暮らすときに一番大変なのはお風呂。
例えば5人で暮らしている時にお風呂が1つだと、1人30分としても2時間待ちとかもありますからね・・・。
でも銭湯があれば、好きな時間に入れますし一緒にも入れるから、お風呂に入れなくて風呂空き待ちをすることもないわけですよ。
田村
なるほど!たしかにそれはもの凄い相性がいいですね!!
髙橋
それに、銭湯がある暮らしというのは住人同士が非常に仲が良くなりやすいんですよ。
銭湯に入るとやることってお喋りすることくらいしかないんですよね。
新しく人が入ってくる。一緒にお風呂に入る。
それがきっかけとして、すごく仲良くなれたりするんです。
なかなか1つのシェアハウスに定着できない人も
「あ、ここずっと住んじゃうかも・・・」
と言われたこともありますから、本当に相性が良いんだと思います!
田村:
それはすばらしい流れですね!
高橋さんは銭湯シェアハウスの先駆者ですね!
どんどん、銭湯とシェアハウスの相性の良さを発信していただければと思います!
では最後に、今後の展開について聞かせてください。
今後はどんなお店に、どんな感じの清水湯にしていきたいですか?
銭湯は街のシンボリック的な存在であれ!
髙橋:
今後の展開ですか?
そうですね・・・。
今はチャレンジしないといけないんじゃないかって思ってます。
田村:
チャレンジですか?それはどういったことですか?
髙橋:
どういったことか?と言われるとうまく言えないんですが・・・
今までの事例としてはないことへのチャレンジなんだと思います。
例えば・・・。
今日はかき氷を食べながらの対談ですが、銭湯にこんな素敵なお店がくっついていたら最高ですよね!?
こういった新しいことへのチャレンジも大事なんですが・・・。
僕が継いだ時点もうすでに常連客さんがいたわけで、うちが無くなったら困るという人がたくさんいるわけです。
田村:
そうですね、銭湯の特性を考えると先代のお祖父様、お父様の時代からの固定客がいらっしゃいますよね。
髙橋:
ある意味もうすでに「望まれている場」として存在しているわけです。
とはいえ、新しくいらっしゃるお客様のことも考えないといけない。
今までのお客様が居るから、リスクを負いたくない気もするんですがどこまでだったらやれるのか?
もっと模索してチャレンジしていきたいと思っています。
田村
なるほど・・・。
どうやって新しいお客様を増やしながら、今までのお客様が清水湯を愛してくれているか?
ということにチャレンジしていくということですね!
髙橋
そうですね!
そろそろ理想の銭湯のイメージを固めたいなと思っています。
その中で1つ軸にしたいのは、街のシンボリック的な存在になっていくことですね。
それを踏まえて、今の敷地にどんな”もの”ができるのか?
どんな”こと”ができるのか?
色々と模索して行きたいと思っています。
田村
理想の銭湯のイメージを固める・・・。
すばらしいですね、すごく楽しみです、未来の清水湯が!
髙橋
ありがとうございます!
田村
今日はお忙しい中ありがとうございました!
髙橋
こちらこそありがとうございました!
銭湯シェアハウス「清水湯」3代目 髙橋 政臣
1977年生まれ。鶴見区潮田町にある銭湯清水湯の三代目。
毎日楽しく暮らすことをモットーにお風呂も社会も沸かす活動中。
銭湯・銭湯シェアハウス・焼き芋屋「ホクホク・ザ・ダッチオーブン」を運営。
関連WEBサイト
鶴見清水湯
銭湯シェアハウス
焼き芋屋「ホクホク・ザ・ダッチオーブン」
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