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町の銭湯という強みを活かせ!
- 2013/1/16
- SEASON1, Vol.3山口浩司さん
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このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。
VOL.3 対談 GUEST
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山口浩司
(相談できる「くすりやさん」/やまぐち薬局オーナー) - X
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田村祐一
(日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)
銭湯はたんなるお風呂じゃない。
地域全体を支えていく、地域貢献型企業になれ。
対談1 with 山口浩司 WEEK2
町の銭湯という強みを活かせ!
この対談は前回からのつづきです(前回のページはこちら)
相談できるくすり屋さん、やまぐち薬局オーナー山口浩司さんに銭湯という空間をどう利用をするのか?
今日の対談では具体的な話をお届けします。
スーパー銭湯との差別化戦略。
田村祐一 (以下 田村):
銭湯で社会問題が解決できてしまいますね!(前回からのつづき)
一方で、町の銭湯とスーパー銭湯はどう差別化していけば良いと思いますか?
山口:
差別化戦略ですね・・・。
村尾隆介さんもおっしゃっているように、お金をかけるのではなく、アイデアで行く事が重要だと思います。
田村:
なるほど。たしかにおっしゃってましたね!(Vol1Week3)
それって具体的にどんなアイデアがありますか???
山口
そうですね・・・。
町の銭湯の強みを考えると、地域に溶け込んでいることだと思うので、
地域の絆つくりをしていく活動がいいんじゃないかと思います。
例えば、町内のお年寄り。
よく、病院の待合室が井戸端会議の場になってるなんて話ありますよね?
それって、お互いの家に行き来するのはちょっと気まずいから病院の待合室で井戸端会議してるんじゃないかって思うんですよ。
田村:
たしかに、家に遊びに行ったり来たりするのはちょっとハードルがありますね。
山口:
そこで銭湯を公民館的な役割で、みんなで集まる場所。集まれる場所にしてしまうのはどうでしょうか?
ちなみに、銭湯はオープン前は何をしてるんですか?
開店前の脱衣場を町の社交場に。
田村:
開店前ですか?そうですね・・・。脱衣場に関して言えば掃除をするくらいでしょうか。
特に何もしていないですね。
山口
それでしたら、その開いている空間と時間を利用してみてはどうでしょうか!
ちょっとテーブルと椅子、お茶とポットだけ用意しておく。
それでみんなに、茶飲みタイムとして場所を提供する。
ちょっとした町の社交場ですね。
田村:
おお、いいですね。
そのかわり、楽しくお喋りしてお茶のんでゆっくりしたあとはお風呂に入ってねと!
山口
そう!(笑)
空間利用という観点からいろいろ他にもできると思います。
広い空間を利用して、ダンスレッスンなんてどうでしょう?
田村
ダンスいいですね!汗をかいたらそのままお風呂に入れるというのが素晴らしいですね!
銭湯との相性としてもピッタリだと思います!
山口:
他にもピラティスやヨガ・・・。天井も高いですし、オペラの練習とか。
いろんな応用がきくとおもいます。
やまぐち薬局では、空いているスペースをキッズスペースとして活用しています。
銭湯業界のザビエルをつくれ!
田村:
営業前の空間を利用することで様々な可能性が見えてきましたね。
他にもコラボレーションしたら面白い企業や事業などないでしょうか?
山口:
僕は英会話教室なんて面白いんじゃないかと思うんです。
田村:
英会話ですか!それはまた新しい試みですね!
山口:
銭湯というのは、江戸時代から続く伝統的な商売であり日本文化。
そんな場で、あえて外国人との交流をしてみる。
そこで、外国の方には日本文化に触れてもらい、日本の文化を伝えたり、英会話をしてみたいですね。
田村
日本の文化である”銭湯”という場所での異文化交流ということですね。
教える側も、教わる側もメリットがありそうですね!
山口
そこで、一人のお風呂好き外国人を作ってしまい、その方にお風呂の宣教師になってもらう!
日本の銭湯はすごいんだぞ!と、世界中に広めてもらう(笑)
田村
宣教師!!まるでザビエルですね!
日本文化を、日本の銭湯を世界に広げる宣教師になってもらえたらそれはすごい事ですね・・・!
やまぐち薬局
テーマは、相談できる「くすりやさん」。地域の人から”存在を期待されるお店”になりたいと考え、毎日工夫を重ねています。用事がなくても「ちょっと寄ってみようか」と、皆さんに思ってもらえることを願って・・・。
相談できる「くすり屋さん」やまぐち薬局
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