銭湯での癒し度を積み重ねていく。

「SAVE THE 銭湯!」 とは?
このWEBマガジンは各業界の先頭集団といえるクリエイターや有識者たちと、
銭湯の新しい価値を模索する銭湯集団・日の出湯との対談で成り立つコンテンツ。
毎週水曜日(最終水曜日はお休み)に更新しています。

VOL.6 対談 GUEST

  • 村田星子
    (アートディレクター/セイデザイン株式会社 代表取締役)
  • X
  • 田村祐一
    (日の出湯経営者/SAVE THE 銭湯!主宰)

銭湯のもっている良さを重ねあげていく。

対談6 with 村田星子 WEEK2
銭湯での癒し度を積み重ねていく。

前回からのつづきです。(前回の対談はこちら
クリエイターは休みがなかなか取りづらいという村田さん。
今回はそんなクリエイターである村田さんが考える、銭湯の存在価値に迫ってみました。

銭湯での癒し度を重ねていく!

田村祐一 (以下 田村):
僕も入りたいです。(笑)(前回からのつづき)
それにしてもジンベイザメすごい発想ですね!!

村田星子 (以下 村田):
銭湯って癒されに行くところだと思うんです。
だから、何があったら癒されるかなぁ・・・。なんて考えてたらジンベイザメに行き着きました(笑)

田村:
確かに今はどこの家にもお風呂がある時代です。
銭湯に何しにくるのか?と考えると、癒されに来るといっても過言ではないですね。

村田:
ですよね。ですからこれからは、「銭湯の癒し度+他の癒し度」という感じで癒しの積み重ねをしていったらいいんじゃないでしょうか?
銭湯でジンベイザメを見て、それになにか足して・・・。と。
今働いている人は、いきなり温泉にいって癒されるというのは結構難しいと思ってて、
特にクリエイターはなかなか休みとかとれないので、そんなときにサクッと行けて
さらに癒される場所になってほしいですね。

田村:
なるほど、たしかに「癒されたい!」と思っても急に温泉に行くのはちょっとハードルがありますね。
そこで街の銭湯が癒し度を積み重ねて、

「癒されたい!」

と思った時に、選ばれるようになると!

村田
癒されてリラックスをすると、仕事のクリエイティビティがあがるんですよ。
だからこそ、中途半端じゃなくて短時間で癒し度をドップリと!
銭湯はそんな空間になっていってほしいですね。

vol6week2_1.jpg

銭湯でシャンプーのボトルキープを!

田村:
銭湯が仕事のクリエイティビティを上げる場所になったら、それはすごい素敵なことですね!
銭湯は今後もたくさんの人を癒せるように進化しなければいけませんね。

村田さんが、考えるあったら嬉しい銭湯のサービスってなんでしょうか??

村田:
そうですね・・、シャンプーや石鹸などのアメニティの充実してると嬉しいですね!

田村:
おお、いいですね!

村田
やはり銭湯で販売されているシャンプーは想定内のモノが多いので、
そこはちょっと力をいれてオーガニック感のあるものをがあると嬉しいですよね。
使ってみたいものなんかが揃っていると最高ですね。
あとは、手ぶらで行けるのが良いので、シャンプーのボトルキープとか(笑)

田村:
アメニティの充実化ですね!たしかに使いたいものがあって、手ぶらでいけるのは理想ですね。
それも癒し度の積み重ねですね!

他には何かありますか???

村田
肉まんを売ります!(笑)

田村
肉まんですか!?(笑)
な、なんで肉まんなんですか・・・?

村田:
お風呂に入るとお腹減りますよね・・・。
手軽に食べれるワンハンド感のあるものが良くて、
でも、串などがついてるは危ないじゃないですか?
肉まんなら柔らかくて、片手で食べれて、そこそこのボリュームもありますし!
できれば蓬莱の肉まんを売りたいです(笑) 

田村:
ブランドまで指定してくるあたり、かなりの本気度ですね・・!(笑)
たしかに、お風呂入るとカロリーを消費してお腹がすきますし、
楊枝や串など尖ったものがなく食べれる肉まんというのはかなり良いのかもしれませんね!!

次に銭湯の入浴以外の存在価値ってどんなことがあるか聞かせてください。

vol6week2_2.png

銭湯がリアルなfacebookの場

村田:
やはりコミュニケーションだと思います。
お店とお客さんもそうなんですが、それよりはお客さん同士のコミュニケーションの場ですね。

田村:
なるほど、お客さん同士のコミュニケーションですか。

村田:
脱衣所で喋っている話を聞くと、自分の家はどういうことやっているかとか、
どこそこに土地を持っているんだとか、結構DEEPな話をしてることが多いんですよ。

田村
それはあるかもしれませんね。
僕もお客様によく、「聞かれちゃったかしら〜?」なんて言われることがあります。
全然聞こえてないんですが(笑)
気にしているということは、それなりの会話をしているということかもしれませんね。

村田
本当にここで毎日会っているんだなぁって感じが凄く伝わってきますよね。
そこがなかったら、ご年配の方を癒す場が無いのかななんて思ってしまうくらい。
外でのコミュニケーションと外でのコミュニケーションって実は違うんじゃないですか?

田村
不動産のDEEPな話をしちゃうくらいですからね。
話しやすいシチュエーションというか、場所なのかもしれませんね。

村田
それこそ癒しの場になっているのかもしれませんね!
私たちはメールとかFacebookとかあるから周りの人の近況がわかるけど、
ご年配の方は銭湯がそういう場になっているんじゃないでしょうか??

田村
下町独特の「あの人どうしてる?」感ですね!
番台を通じて、聞かれたりもしますね。

「あの人最近見ないけどお風呂来てるの?」

とか。
もうすでにコミュニケーションの場として機能しているんですね、銭湯は。

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アートディレクター/セイデザイン株式会社代表取締役会 村田星子

企業のブランディング・ツール(webサイト・パンフレット・ロゴ制作・イラスト)をデザインする制作会社です。
トーン&マナーを守りつつ、効果的にプロモーションのお手伝いをさせていただきます。
女性のための起業家・経営者の「こう伝えたい」「こう思われたい」というおしゃべりにとことんつきあい、あなたに合った伝える技術をご提供します。

関連WEBサイト
SAY DESIGN Co Ltd. セイデザイン株式会社

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田村 祐一

田村 祐一SAVE THE 銭湯!主催者

投稿者プロフィール

1980年東京都大田区生まれ。
東京蒲田にある大田黒湯温泉第二日の出湯の四代目、銭湯の跡取りとして生まれ育つ。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職。26歳の時に取締役に就任。
2012年5月より創業の地である浅草にある銭湯、日の出湯のマネージャーとして銭湯経営再建に着手。
2012年11月、銭湯を日本の未来に残すプロジェクトの一環として銭湯の未来をつくるWEBマガジン『SAVE THE 銭湯!』を創刊。

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